一日一食

一日一食に切り替えたアラフォーのブログ。最近は有名人でもいます。やり方や健康効果、食事内容などをつらつらと

一日一食と糖質制限はセット

一日一食と糖質制限はセットで考えたほうがいいです。

なぜか。

 

1日3食、そして通常の日本食ですと、ご飯+おかずというメニューが多いと思います。ご飯ではなくパン中心という人もいるかもしれませんが、それらは全て炭水化物中心の食事メニューということになります。

 

これが一日一食と全く合いません。炭水化物などの糖質は体内ですぐにエネルギーになります。というか体がエネルギー源としてすぐに糖質を使ってしまうのです。だからいいでしょ?と言う場合ももちろんあります。それは瞬発力が必要とされるスポーツなどです。陸上短距離とか、ウェイトリフティングとか。これは現代の話ですが、昔で言うといきなりの敵からの強襲から逃げないといけない時です。要するに命に危険が迫っているときです。

 

そういった時には、食べてすぐに使えるようなエネルギーが必要ですが、そういったエネルギーをずっと保持しておくのはどうやら難しいようなのです。つまり、すぐに補給しないとエネルギー切れになってしまうということです。炭水化物などの糖質をエネルギー源としているとこの状態になってしまい、さっき食べてたのに、また食べたくなる=体が糖質を欲しがっている、という状態に陥ってしまいます。

 

これでは一日一食になれるわけもありません。一食どころか三食でも足りずに、おやつや夜食などの間食も入ってくるでしょう。そしてそこでは甘いものなどが食べられ、さらに糖質が体内に入れられ、エネルギー源とされて・・・という循環です。

 

時々人間は糖質、いわゆるブドウ糖しかエネルギーにできないから炭水化物無しでは生きていけない、だからどんどん食べるんです、なんて話を聞くことがありますが、それはどうやら怪しいようです。現代のようにどこでも手軽に炭水化物、それも菓子パンのような超糖質まみれの食べ物が手に入るようになったのはほんと現代からです。菓子パンとまではいかなくても、安定的に炭水化物が食べれるようなったのは人類の歴史からみても結構最近です。

 

それまでの間人類は炭水化物以外のものをたくさん食べながら生きてきているはずです。お肉、お魚、野菜、海草、穀物などなど。中には炭水化物が多く含まれるものもありますが、それだけを食べてきたわけではなく、いわゆる雑食であり、炭水化物のようなものは、どちらかというとマイナーな食べ物とも言えたのかもしれません。

 

少なくとも安定的に、今のように街のどこにいっても定食屋があるとか、食事の際に一番単価(手に入りやすさの基準ですね)が安いのがごはん、ということはなかったのではないでしょうか。

 

そうなると、食事の時に炭水化物がない、なんてことだって頻繁にあったでしょう。しかしそんな状態でも別に生活ができなかったわけではないですし、きちんと成長もしてきたわけです。そう考えると、炭水化物がないと生きていけないというわけにはなりませんね。

 

そしてそんな時にエネルギーとして使われていたのが、ケトン体だと言われています。ケトン体は、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸という、3つの物質の総称です。脂肪を燃焼させることで作られるんですね。

 

よく痩せることが目的のダイエットの一環としてランニングマシンなどで有酸素運動をする際、25分とか30分以上運動しないと脂肪燃焼が始まらないなんて話があります。あの脂肪燃焼がまさにこのケトン体を作り出す、ということでしょう。

 

そして、今思うと、この25分とかいうのは、体内のブドウ糖を使い切る時間なのではいかと思います。普段から炭水化物などの糖質によるエネルギー補給ばかりをしていると、体もそれに慣れてしまい、糖質からしかエネルギーを作り出そうとしません。しかしそのエネルギーを使い切ってしまうと、普段ならお腹すいたー、となりますが、なんと体は未だに有酸素運動を続けています(痩せたいからw)。どうにかしてエネルギーを作り出さないといけません。そこでやっと思い出すわけです。あ!ケトン体作り出せるじゃんって。強制的にエネルギーの作り方を変えてあげてるということですね。

 

今まではこの考え方のようにケトン体はいわゆる”飢餓状態”にならないと作り出されないもの、とされることが多かったようです。普通は使わない、緊急時用のエネルギー源というわけです。ここで言う脂肪燃焼というのは、いわゆる中性脂肪ということです。中性脂肪・・・あの中年男性がお腹に蓄えているものですね。あ、あれは緊急時用のエネルギー源だったんですね・・・ってそんなに大量に貯めておかないといけないものだったんですかね??あまりに貯め過ぎでは・・・

 

しかし、実は逆だったようです。本来は人間の体はブドウ糖というエネルギー源は緊急時用にとっておき、普段は体内に貯めておいた脂肪から徐々に、そして自分のペースでケトン体を作り出すことでエネルギー消費を行っていたようです。それを全く逆にしてしまったために、あのように使われない脂肪が体内にどんどんと貯められてしまい・・・

 

そしてこのケトン体というエネルギーを使えるようになると、エネルギー消費が非常に効率的になり、ケトン体を使っていない時のように糖質を常に補給しないと動けなくなる、ということがなくなります。

 

そうすると、一日一食でも多いくらいの勢いになるんです。一日二食食べてしまうと、もうお腹一杯で、動けないくらいです。朝起きたときも別に以前のようなぼーっとした感じではありません。普通に起きて、もしどうしてもお腹が減っていれば軽く卵を食べるみたいな感じです。要は過剰な糖質まみれの食事の時のように血糖値が乱高下しませんので、低血糖になるということがない、ということなんだと思います。

 

起きた後、日中も特にお腹が減って力が出ない、ということはありません。朝食でグラノーラとかパンとか食べて血糖値を急激に上昇させてグルコーススパイクを起こしたりしません。そうするとその後の追加インシュリンの分泌もないので、低血糖になることだってないんです。だからランチの間も仕事ができます。もちろんランチ後の睡眠タイムとかありません。人よりも多く働いているかもしれませんねw

 

これも糖質というエネルギーに依存した状態からケトン体というエネルギーを中心にした生活に切り替えたおかげです。

 

ちなみに糖質制限を本当の意味でできるようになるまでにはかなりの時間がかかりましたがその話は別の機会に。